埼玉のほぼ中心東松山市で行政書士をやっている田村栄嗣です。
本日も、「創業融資」について詳しく解説していきます。
8月中に本申請と予備申請と意気込んでいたものの、現実は非常なもので保証協会から返信があったのが月が替わってからでした。
HさんからのTEL、ようやくの予備申請
天気と同様に鬱々と8月を過ごしていた私でしたが、月末には建設業更新のお金が振り込まれ、ホッと一息ついていました。
月が替わるとすぐにHさんから、保証協会から予備申込用紙と事業計画書が届いたのでメールで送付しますとのTELが入りました。
Hさん「お待たせして申し訳ございません。先ほど、私のところに保証協会からメールが届きました。そちらにメールで送付いたします。私が埋められるところは埋めてい置きましたので、Excelのマスが黄色のところだけご記入ください。これが通りますと、あとは本申請となりますので焦らずに時間をかけてご記入ください。予備申請が通れば余程のことがない限り大丈夫です。もちろん確約はできませんが。」
私「ありがとうございます!メールを確認したらその旨返信いたします。」
さていよいよ、山場がやってきました。
いよいよ、事業計画書の作成に取り掛かる!
あらかじめ県からダウンロードした用紙を作成しておいたので、あとは推敲しながら記入するだけです。早速、メールをチェックし添付書類をダウンロードします。
お、面倒くさい収支計画のところもほとんど埋めてある!Hさん、ありがとうございます!
費用などの数字はちゃっちゃと埋めてしまい、私にしか書きえない部分に取り掛かります。
これは大きく3つあります。
①開業に必要な技能やスキルをどこでどのように身に着けたのか
②開業の動機
③前回の閉業の理由と分析、またそれを今回どのように生かすのか
長ければいいというものではないのでしょうが、①③は各スペースが数行しかないので、A4の別紙にびっしり書きました。②はもともとA4のスペースがあったのでそのまま記入しました。
①は法律の知識は司法試験などで身に着けたことと、不動産会社の時の設立や宅建業申請を自分でやったこと、農転の手伝いを数件したことなどと前職の物流センター長の経験から、物流コンサルの知識と、外国人管理(ビザの申請も自分が行政書士とやり取りをしていた)ことなどをつらつらと書きました。また、実務やマーケティングはネットや動画などで身に着けたことも一応書いておきました。
②は一番重要なものですが、ホームページ作成の時に長々と書いたものがあるので、それをまとめて作ることにします。司法試験挫折の流れから、会社清算の際に出向いた法務局での司法書士とのやり取りなどをA4にまとめます。
③これは、私が今回申し込んだ『再挑戦創業融資』に特有のものです。気を付けたのは前回の問題点とそれを今回どう克服するのかをきちんとリンクさせて描いたことです。もちろん2.の動機とも矛盾がないように気を付けます(噓を書いていなければそもそも矛盾しませんが)。前回の創業時と違い、それなりに準備もしたので、この辺は問題ないと思っていました。
9月2日の夕方にメールをいただいて、日が替わるころには書きあがりました。
お金への執念おそるべし(笑)実際は、それほど困っているわけではないのですが、私には若干強迫神経症的なところがあります。この辺はもっとおおらかにならなければと若いころから思っていたのですが三つ子の魂ってやつですね。
そのままHさんに送ってもよかったのですが、4日に第一回の創業塾があるので、そのときに講師の方に見てもらってからのほうがいいと考えました。
第一回創業塾、事業計画書を添削していただく
私の支部会がほとんど動きがみられない(少なくとも私には何のアクションもない)ので、名刺を配る機会もなかなかなかったので若干の下心を持ちつつ参加しました。
講義は、分析やマーケティングの基本的なことが中心ですが、それなりに本を読んだが全く身についていない私にはなかなか有用でした。なんといっても、勉強するモチベがあがります。
そして、講義のあと講師であるH先生(中小企業診断士で素敵な女性社長です)に、事業計画書の添削をお願いしました。
H先生はとても気さくな方で、講義でお疲れのところ嫌な顔一つせずに、いろいろと改善点を指摘してくれました。
H先生にご指摘いただいた点は以下の通りです。
①は履歴書風に職歴を並べてその中でどの知識やスキルを身に着けたのか書いたほうが、保証協会の担当者も腑に落ちるのではないかということ。
②は、このままでは動機としては少し弱い気がする。どことなく受け身のままで流されて、開業したような印象を与えるかもしれない。もう少し、行政書士になってこんなことを自分はしたいんだというアピールが欲しい。嘘はいけないが、仕業を開業する人には多かれ少なかれ使命感みたいなものがあると思うのでそれを書くといい。
③の部分はこれでいい。
この説明を聞いてなるほどと腑に落ちた私は、帰宅してすぐに修正に取り掛かります。書き上げるまで1時間もかかりませんでした。
参加してよかった~と、まだ予備申請を提出もしていないというのにおめでたい私なのでした。
そして、H先生には足を向けて寝られなくなるのでした。
本日はここまでです。お疲れさまでした。
創業融資に関して疑問をお持ちの方は、お気軽にご相談ください!
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