埼玉のほぼ中心東松山市で行政書士をしている田村栄嗣です。
本日は、「Gマーク認定されると得られる10のメリット」について解説していきます。
Gマークは是非とるべき!
Gマークを認定されるまで、長い期間、様々準備が必要です。
専門家のコンサルなどを導入すると費用もそれなりにかかります。
それでも、私は運送事業者ならGマークは是が非でも取るべきだと考えます。
何も私が物流コンサルをしているから言っているのではなく(その面も多少ありますが💦)、
運送事業者に様々なメリットがあるからなのです。
それではそのメリットについて解説していきましょう。
安全性優良事業所になると得られるインセンティブ
安全性優良事業所になると3カ所からインセンティブが得られます。
一つは、国土交通省から、もう一つは全日本トラック協会から、最後は損保会社からです。
国土交通省からのインセンティブ
インセンティブ | 詳細 |
①違反点数の消去 | 通常、3年間となっている違反点数の付与機関について、 違反点数付与後2年間違反点数の付与がない場合、当該 違反点数が消去されます。 |
②IT点呼の導入 | 対面点呼に変えて、国土交通大臣が定める設置型又は 携帯型カメラを有する危機による営業所間等での点呼が可能となります。 |
③点呼の優遇 | 2地点間を定時で運行する形態の場合の他の営業所における点呼、 同一敷地内に存在するグループ企業間における点呼が承認されます。 |
④補助条件の緩和 | CNGトラック等に対する補助について、新車のみの導入に 係る最低台数要件が1台に緩和(通常3台)されます。 |
⑤安全性優良事業所表彰 | 安全性優良事業所の認定を、連続して10年以上取得しているなど、 さらに一定の高いレベルにある事業所が表彰されます。 |
⑥基準緩和自動車の 有効期限の延長 | 基準緩和自動車が適切に運行されている場合、緩和の継続認定において、 有効期間が無期限に延長(通常4年)されます。 |
⑦特殊車両通行許可の 有効期限の延長 | 特殊車両の通行許可について、一定の要件を満たす優良事業所の車両の場合、 許可の祐久沖感が最長4年間まで延長(通常最長2年間)されます。 |
全日本トラック協会からのインセンティブ
インセンティブ | 詳細 |
⑧助成の優遇 | 都道府県トラック協会の会員事業者に対するじょせいじぎょうについて、 予算の範囲内で次の優遇措置が受けられます。 ①ドライバー等安全教育訓練促進助成制度 特別研修への受講料助成金の増額(通常7割→全額助成) ②安全装置導入促進助成制度事業 IT機器を活用した遠隔地で行う点呼に使用する形態アルコール検知器 への1題につき、2分の1,上限2万円の助成 ③経営診断受診促成助成事業 ・経営診断助成金の増額(通常8万円→10万円) ・経営改善相談助成金の増額(通常2万円→3万円) |
損保会社
インセンティブ | 詳細 |
⑨保険料の割引 | 損保会社の一部企業では、運送保険等において独自の保険料割引を適用しています。 |
本当のインセンティブ
ここまで読んで、あれ見出しに10個とあったのにインセンティブが9個しかないぞ?と思った方、
実はもう一つとっておきがあるんです。
それをこれから説明しましょう。
↓の画像をご覧ください。
Gマーク取得業者と未取得業者の車両1万台当たりの事故発生件数の比較です。
重傷事故以上の事故、死亡事故、どちらもGマーク取得業者の事故件数は未取得業者の半分以下です
。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか?
Gマーク取得には厳しい評価項目があり、最も重視されているのは安全性でしたね。
さらに、取得後も2~4年ごとに更新があり、運行の安全性に常に気を使っていなければなりません。
その緊張感がこのような結果を生んでいるのだと考えます。
運送事業者にとって安全性の確保は最優先の重要事項です。
Gマーク取得の最大のインセンティブは9つのインセンティブではなく、
この『安全性の確保』なのだと私は思います。
「自分の会社もGマーク取れるのかな?」と疑問をお持ちの方、「Gマーク取りたいな」とお考えのかた、取り合えず話を聞いてみたい方は当事務所にご相談ください。
Gマーク取得に関心をお持ちの方は、お気軽に当事務所にご相談ください!