埼玉のほぼ中心東松山市で行政書士をやっている田村栄嗣です。
本日も、「創業融資」について詳しく解説していきます。
お盆休みなどで若干の遅れを見せつつも、事業計画書の作成までこぎつけました。
ここからは、T銀行のHさん、商工会議所のTさんとのやり取りが続きます。
事業計画書を提出する
創業塾のH先生のアドバイスを受けて大幅に書き直した事業計画書を、もう一度見直しHさんにメールで送付します。
月曜日にHさんからメールを確認したとのTELが入ります。
Hさん「いやあ先生早いですね!今日中に保証協会のほうに提出します。おそらく融資自体は大丈夫だ
と思うのですが、金額はどうなるかわかりません。1週間ほどで保証協会から結果が来ますので、
それまでお待ちください」
私「了解しました。書けることは書いたのであとは待つのみです。それではよろしくお願いします。」
プロの添削を受けて書いたものだし、それなりにかけているとは思うので、やり切った感があります。
その間、農転のことで先方の弁護士の先生とやり取りをしながら結構忙しく動いていたので、融資のことは頭から消えたとは言いませんがあまり気になりませんでした。
私は、一つのことにかかりきりになるとそのことに集中するといえば聞こえがいいのですが、要はシングルタスクの人間で一つのことが終わらないと次のことに取り組めないだけです。
しかし、おかげで待っている間のヤキモキはあまり感じませんでした。
仮申請が通った、そして驚きの金額が…!
1週間ほどたつと、Hさんから着信がありました。
Hさん「もしもし、T銀行のHです。融資の件なのですが…」
いよいよ結果がわかります。若干緊張していると、
Hさん「先ほど保証協会から連絡が来ました、仮申請が通りましたとのことです!」
私(ちょっとキョドリながら)「は、はひっ!あ、ありがとうございます!」
Hさん「いやまだ仮申請ですから(笑)そこで、本申請の書類も預かっているので、できるだけ早いう
ちに事務所に伺いたいのですが」
私「今日の午後なら開いています‼(がっつきすぎ)」
Hさん「それでは、今日の午後3時ごろでいかがでしょうか?」
私「はい、それでお願いします!」
返答はかなり食い気味でしたね。ちなみにいくら下りたのか聞いていませんでした。
9月某日午後3時 某事務所
Hさん「それでは、こちらの書類に住所とお名前を書いてください。で、金額は○○〇万円と右詰でお
書きください」
私「へ?申請額満額ですが?」
Hさん「そうなんですよ!私と上司もびっくりしました。通常はあり得ないことなんですよ。製造業と
かだと原材料の仕入れなどがありますが、行政書士にはありませんので、ぶっちゃけ、ほとんど
が生活費ととられれるんですよ。」
私「どうしてまた?」
Hさん「あれですよ、別紙にした理由書。あれが決め手だったそうですよ。いやあ、私が言うのもなん
ですけど、良く書けていましたからね!あれがなかったら、1/3がいいところでした。これから
本申請ですが、おめでとうございます!」
私「ありがとうございます!実は、商工会のセミナーの講師の方に添削してもらったんですよ。来月、
またあるので報告します。」
あとは、淡々と書類を書いて実印を押して連絡待ちとなりました。
商工会のTさん事務所視察、そして融資実行へ
保証協会からの返答絵を待つ間、商工会のTさんが事務所の視察に来ました。視察といっても、きちんと営業をしているかの確認です。具体的には以下のことを確認していきました。
①看板は出しているか(これはHさんも確認しました)
②行政書士として営業しているのか(壁にかけてある登録証と料金表で確認)
③顧客管理はしているのか(請求書のコピーと顧客名簿で確認)
④金銭管理はされているか(鍵付きキャビネットと記帳ソフトで確認)
その間、車を運転しているとHさんからTELがありました。
予定よりちょっと早いと思っていると
Hさん「実は、保証協会のほうから一つ宿題が出されまして、前職の会社のHPかなにかありせんか?」
私「確かHPはありましたよ。でも、履歴書はつけませんでしたよね?」
Hさん「スキル取得のところに書いてあったのを見て、確認したかったそうです。あ、それらしきもの
を見つけたのですが、会社の住所を言ってもらえますか?」
私「(えーとどうだったかな…)港区○○ △△ビル□階です。」
Hさん「あ、あってます。これで大丈夫です。もうしばらくお待ちください。」
頭やり取りがありました。保証協会、結構細かいところを見ているもんですね。
約定を交わすそして融資実行へ
それから数日後、再びHさんからTELがありました。
はやる心を抑えて通話ボタンを押すと、
Hさん「おめでとうございます!本申請が通りました。あとは約定を交わすだけです。
先生のご都合のいい日時をお教えください」
私「ありがとうございます!〇日の午後でいかがでしょうか?」
Hさん「一つお願いがあるんですが、先生個人の通帳を作っていただけませんか?そちらに融資を実行
したり返済金を引き落としたりします。」
私「わかりました。それでは〇日の前日でいかがでしょうか?」
Hさん「承知しました。窓口で私をお呼びください。」
前日に通帳を新たな通帳を作り、〇日を迎えました。
これまた淡々と署名捺印をしていきます。
Hさん「明後日までには融資が実行されます。この融資は公庫と違い据え置き期間がないため来月から
返済が始まりますのでよろしくお願いします。」
私「承知しました。ありがとうございました!」
Hさん「いやあ、あの理由書がすべてですよ!また、お力になれることがございましたらお声がけくだ
さい。」
2日後、無事融資実行を確認し早速新しいPCの注文をする私なのでした。
次回、融資の申し込みから実行までの流れと、必要な書類などの補足をしたいと思います。
本日はここまでです。お疲れさまでした。
創業融資に関して疑問をお持ちの方は、お気軽にご相談ください!
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